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マスク皮膚炎とは?

マスク皮膚炎とは?

 

長時間のマスク着用で皮膚炎になる方、急増中!

 

こんにちは、院長の前田です。

 

新型コロナウイルス対策により、私たちの生活に欠かせなくなったマスクですが、長時間、マスクを着けていることで、「普段よりニキビができやすい」「湿疹のようなブツブツが口周りに出来ている」など、肌トラブルに悩んでいる方が多くなってきました。

 

 

マスク皮膚炎の症状と原因

マスク皮膚炎の原因は、「擦れ」「蒸れ」です。

肌のバリア状態が悪化して、ニキビや湿疹が発生しがちになります。

 

表情や口の動きにより肌とマスクが擦れると、物理的刺激で角層のバリア状態が悪化し、マスク内の蒸れも刺激のひとつとなり、肌トラブルを引き起こす要因になっています。

 

また、マスクを着用していると、一時的に潤った感じになりますが、マスクを外した直後は、肌表面の水分が蒸発するので、乾燥が進行します。

 

 

▶ニキビ

マスクの擦れにより角層が厚くなると、毛穴の入り口が詰まって皮脂が溜まり、アクネ菌が増殖し、白ニキビが発生しやすくなります。

 

▶ブツブツなどの湿疹

ニキビと同様に、マスクの擦れにより角層がダメージを受けることで、角層のバリアが低下し、通常は刺激にならない物質が表皮に入り込んで炎症が生じ、赤みや痒み、小さなブツブツが発生する湿疹ができます。

マスクの肌荒れ解消には、バリア状態の改善がカギとなります。

 

▶ 与え過ぎない、シンプルで丁寧な保湿!

▶ マスクによる「擦れ」を極力少なく!

▶ 食事や睡眠の見直しなどインナーケアで健やかに!

 

①洗顔はとにかく優しく!

トラブルを抱えた肌は敏感になっています。

特にニキビができているときは、いつも以上に優しいスキンケアを心がけてください。

メイクはいつもよりは薄くし、肌への負担を軽くするのも必要です。

 

②たっぷり保湿がマスト!

ハンドプレスで潤いチャージして、優しく水分補給します。

ヘパリン類似物質がオススメです。

 

③毛穴の詰まりが大敵!

ニキビには角層ケアをプラスして 週2~3回、ピーリングでスペシャルケアをしましょう。

 

④ビタミンCを内服、外用、化粧品で取り入れる!

インナーケアも取り入れて、外と内、両面から予防をすることが大事です。

 

当クリニックでは、デリケートになっているお肌にはビューティフルスキンのスキンケアをオススメしています!

 

ノンUVミネラルパウダーはファンデーション塗布後に使用すると、マスクに色が付くのを防ぐ効果があります。

 

 

マスクの選び方

肌荒れを起こしにくいマスク選びのポイントは、次の3つです。

 

▶肌に優しい素材

前述したとおり、不織布は肌の負担となりやすいので、肌にやさしい綿やシルク素材がよいと言われています。

 

▶立体的な形

顔にフィットするように作られた立体的な形のマスクがおすすめです。平面的な形だと凹凸のある顔にフィットせず接触した部分が摩擦が起き、肌荒れリスクを高めてしまいます。

 

▶縫い目など肌に当たる刺激が少ない

布製マスクであっても、縫い目などが肌に刺激を与えてしまうこともあります。

 

 

「擦れ」と「蒸れ」を抑えるマスクの使い方

①マスクと肌の間に柔らかい不織布を挟んで摩擦軽減!

不織布をマスクサイズにカットし、肌との間に挟むだけで、柔らかな肌当たりの不織布のおかげで、摩擦が軽減されます。

汚れなどが気になる場合は、1日に2回交換すれば充分です。

マスクも清潔に保て、アクネ菌の活性化も防げます。

 

②1時間に1回はマスクを外して蒸れスッキリ!

定期的にマスクを外して蒸れを逃すと、炎症の悪化が抑えられます。

外すときは周囲に人がいないかを確認してください。

また、マスク表面にウイルスが付着していることもあるので、ヒモを持って外しましょう。

個室に限り、マスクを外すのも効果的です。

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