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院長ブログ

効果のない医療脱毛

効果のない医療脱毛

 

医療レーザー脱毛で毛が抜けない人がいる理由

 

こんにちは院長の前田です。

 

当クリニックでカウンセリングされる患者様の中で、他のクリニックで医療脱毛をしたけど、「抜けなかった・効かなかった」という方がいらっしゃいます。

 

もちろん、白髪などのもともと抜けにくい毛やVIOや男性のひげなど、10回以上かかる部位もありますが、その他の部位において、スピード重視で脱毛を行っていることが原因ではないか?と疑われる様な症例も散見されます。

 

今回は、熱破壊式・蓄熱式の両方を導入している私が、この理由について解説していきます。

 

 

抜けにくい毛について

 医療脱毛のしくみは黒色に反応するレーザーを用いて、毛根にある毛の生える基となる細胞を熱によって破壊する、もしくはバルジ領域と呼ばれる毛に栄養を与える部分を破壊することで永久脱毛効果を発揮します。

 

そのため、白髪などの色がない毛や、埋もれ毛など肌の表面に埋もれてしまった毛などは医療レーザーを当てても効果がありません。

 

効果のない医療脱毛

 

適切にパワーを上げられていない場合

このようにもともと抜けにくい毛がありますが、施術側の理由で抜けない場合があります。

 

レーザーの出力を上げるほど効果は高まりますが、その反面、痛みや火傷のリスクが上昇します。

 

痛みが強い場合、一回打つごとに患者様からSTOPがかかるため、時間内に終わらせることができません。

 

また、患者様の痛みを感じる度合いには個人差があるため、申し出に合わせて過度にパワーを下げてしまうと効果が少なくなり、回数を重ねても抜けない、ということは考えられます。

 

 

脱毛方式ごとの時短方法について

その他の理由としては、無理に時短をした場合が考えられます。

 

医療脱毛では脱毛方式が2種類ありますが、それぞれ無理に時短をしようとした時のやり方について、解説します。(※画像はイメージです。)

熱破壊式の場合

効果のない医療脱毛

熱破壊式の場合は、円形もしくは四角形のレーザーの照射面を隙間なく打つ必要があります。

 

その際に重ね過ぎず、隙間を空けないという照射が理想的なパターンです。

 

その反面、スピード重視で行おうとすると、隙間が空き、その部分は脱毛できていません。

蓄熱式の場合

効果のない医療脱毛

 

蓄熱式は、毛に栄養を与えるバルジ領域がターゲットなので、低出力のレーザーを肌の表面に円を描くように照射していきます。

 

規定のパス(往復回数)数を実施するもしくは、メーカーが設定している部位ごとのエネルギー量を照射します。

 

レーザーの冷却性能が高ければ、痛みが少なく照射が可能です。

 

 

医療レーザー脱毛の効果を享受するために

蓄熱式も熱破壊式も同じ永久脱毛です。

 

しかし、患者様にとってメーカーの規定の回数より少ないパス数やエネルギー量かどうかは、施術中は気づくことはありませんので、このような低出力や時短施術を用いて、短時間で終わるメニューを全身脱毛として宣伝するなどの抜け道を発生しやすい方式かと思います。

 

数年前までは医療脱毛、特に全身脱毛は非常に高額で、実施できる方も限られておりました。

 

メーカーの努力や医師・看護師の努力の結果、安価で全身脱毛を提供できるようになり、喜ばしいことですが、その反面、施術の丁寧さが軽んじられているような症例も散見されたため、あえて効かない理由について解説しました。

 

このブログをお読みの患者様もぜひ、丁寧にやっているかという視点でもクリニックを選んでみてはいかがでしょうか?

カスタマイズ脱毛のメリット

 

当クリニックでは脱毛結果に徹底的にこだわり、患者様一人ひとりの「痛みへの耐性・肌質・毛質」に応じて、3種類の脱毛方式を使い分けるカスタマイズ脱毛を行っております。

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